iPhone X の顔認証「Face ID」を 150ドルで突破された
「Computer Weekly 日本語版 2018 年 1 月 10 日号」を見ていたら、「iPhone X の顔認証「Face ID」を 150ドルで突破された」と出ていました。
『顔認証テクノロジー「Face ID」は 150 ドルで突破できる。一般ユーザーが利用したり対象になったりする可能性は低いが、突破できることは証明された。』と出ていました。
ググってみると同様の記事があちらこちらに。。。
『iPhone Xの顔認証がマスクで突破される』とか。
「Face ID」をどうやって騙した?
要約すると、「ネットワークセキュリティの専門家が 3D プリンタで作成したマスクを使って、Apple の最新主力スマートフォン「iPhone X」の顔認証テクノロジー「Face ID」を擦り抜けた」と言うものでした。
ネットワークセキュリティの専門家と言うのは、ベトナムのセキュリティ企業 Bkav のことで、マスクを 5 日間で作成したそうです。
3D プリンタで作成した輪郭、2D 画像、アーティストが形成した鼻を使い、顔の肌周りに特殊処理を施したもので、製作総額は 150 ドル(約 1 万 7000 円)だったそうです。
まぁ、安価な価格で破られてしまったことは問題ですが、実情その手法を使ってデータを盗み出すかと言えばそれは一般の人には当てはまらない行為かと思います。
安価な価格と言えどもかなりのスキルが必要なことは明らかですしね。
また、iPhoneから銀行などにアクセスして、そのまま送金できるかと言えば、他の何らかのセキュリティが掛かっているわけだし、金銭取得は難しそう。
他の用途は、ストーカーとか弱みを握りたいなどの素行調査の一環としてなどですね。いろいろな目的でデータを盗みたい人が居ると厄介かも。。。
じゃ、顔認証「Face ID」はだめで指紋認証機能「Touch ID」なら大丈夫かと言うと、これも既に破られていますので、同じですね。
顔認証「Face ID」が破られたからと言って、慌てることもないかと思います。
破られたとは言え、生体認証は素晴らしい機能で普段使いには十分な性能を発揮してくれると思います。
安価なセキュリティは、破られる運命なので絶対を期待するのを止めれば良いだけのことです^^
以上、ふと思ったことでした。